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麻酔科(ペインクリニック)

診療時間

  • 診療時間
    午前 9:00~/午後 15:30~
    ※詳しくは、診療予定表をご覧ください。
 

5診

午前

藤井 洋泉 藤井 洋泉 藤井 洋泉 藤井 洋泉 藤井 洋泉  

午後

藤井 洋泉 藤井 洋泉   藤井 洋泉 藤井 洋泉  
6診 午前 香曽我部 義則  香曽我部 義則   香曽我部 義則   香曽我部 義則
午後 香曽我部 義則          
7診

午前

         河野 武章
(第3) 
 
午後            

ペインクリニック(麻酔科)診療予約について

ペインクリニックでの診療は予約制となっております。
診療をご希望される場合は、事前にご予約ください。
お電話でもご予約をお受け致しておりますので、お気軽にお申し付けください。
ご予約日は、予約表を必ずご持参ください。
予約外の場合、来院されても診察できない場合もございますので、ご了承ください。

ペインクリニック予約詳細はこちら

ペインクリニックとは

painclinic_01 ペイン(pain)は「痛み」を意味する英語で、クリニック(clinic)は診療所を意味します。ペインクリニックとは「痛みの診療所」と言えます。しかし外来だけでなく、入院治療も行いますので「疼痛治療科」とも呼ばれます。高度先進医療を行う大学病院などでは「ペインセンター」と称しているところもあります。何れにしても基本的には保存的治療を中心とし、痛みの改善による早期の社会復帰、QOL(生活の質)やADL(日常生活動作)の改善を目指します。日本のペインクリニックは、神経ブロックを中心に治療してきた歴史がありますが、当院では薬物治療、リハビリテーション等を並行して治療にあたります。原因を問わず痛みで困っている患者さんを診察・治療する診療科です。

歴史

 日本では1960年代に痛みに特化した治療が麻酔科医を中心にして行われるようになり、ペインクリニック研究会が創られ1985年「日本ペインクリニック学会」に改名されました。
 1989年より認定医制度が設けられ2006年9月より専門医制度に移行しました。ペインクリニック学会が認定する専門医は平成25年で全国:1500人を超え、300以上の指定研修施設があります。当院も指定研修施設です。2007年8月からは「ペインクリニック専門医」の広告が厚生労働省より許可され痛みの治療の専門的な診療科として知られてきました。当院には専門医が3名在籍しています。

痛みについて

 国際疼痛学会では、痛みはとても不快な感覚であり、不快な情動を伴う体験であるとしています。身体のどこにも原因が見当たらない感覚や、情動体験であっても、それを痛みと認めて、苦しみに理解を示そうという考え方です。

急性痛と慢性痛

 元来痛みは警戒信号の意味があり生体(からだ)に怪我や手術などの侵襲が加わった時に生じます。これは有害な事象から生体を守るために必要な急性痛です。この痛みは組織が修復されれば通常改善します。(原因の治療が大切)しかし修復が遅延したり痛み刺激が持続すると痛みが痛みを生む悪循環を引き起こします。この悪循環は慢性痛の原因ともなります。慢性痛は組織の修復が終了しても痛みが続くもので生体にとって何の意義も持たない痛みです。(原因治療より痛みそのものの治療が大切)
 慢性痛にも痛みの原因(急性痛を起こす)が慢性的に続く場合(癌性疼痛、リウマチなど)、元の原因が治癒しているにも関わらず痛み続ける場合(帯状疱疹後神経痛など)、組織の損傷がはっきりしない場合、心因性による場合などがあります。

神経障害性疼痛

 痛みを起こした原因が修復されているにも関わらず生じる慢性の痛みに神経障害性疼痛があります。痛みが異常に強かったり、痛みが遷延すると末梢神経や中枢神経の感作(過敏化:感受性の亢進)が原因となり痛みを生じない刺激によっても痛みが出現したり、痛みの増強が起こるためと考えられています。ジンジンする、ビリビリするような異常な感覚も生じます。治療の中心は薬物治療になります。神経ブロックが効果を示すこともありますし、脊髄刺激療法が非常に有効な場合もあります。

慢性痛の恐怖回避モデル

 組織の損傷は回復しているのに、痛みが回復に向かわず、増悪、持続する原因のひとつに、恐怖—回避モデルが考えられます。30年以上前に提唱された考え方ですが、近年注目されています。痛みを体験したときに、悲観的・消極的に考えてしまったり、情報過多の時代の影響もありますが、怖い病気の情報が入ってきたりして、破滅的思考になってしまうことが問題なのです。破滅的思考が、痛みに対する不安を助長し、行動を回避し、不活動、うつ状態へとなり、痛みが増悪、慢性化してしまうのです。この負のサイクルをどこかで遮断することが治療目標となります。当科では、正しい情報を提供して不安を取り除き、リハビリテーションと連携してペインリハビリテーションを行い、活動性をあげていきます。

ペインリハビリテーション

 痛み(ペイン)は身体機能の低下や心理社会的な問題を起こして、QOLを低下させてしまいます。ペインリハビリテーションは、痛みを軽減させることに固執するのではなく、ADLやQOLを改善させることが目標です。痛みや、その局所に対する対症療法をするのではなく、患者さん自身が主体的に取り組み、自分の意思で決定し、セルフマネジメントできるようになることです。そのために、認知行動療法を併用した運動プログラムが治療の中心となり、その有効性が確認され推奨されています。ペインリハビリテーションにより、痛みが激減するのではなく、機能が改善したり、復職できたり、社会的役割が再開できたりといった現実的な問題点を改善することによって、痛みのとらえ方が変わり、痛みが軽減することが期待できます。

痛みの恐怖回避モデル

対象となる病気・病態

痛みの治療の対象となる疾患は
 1)肩こり、五十肩、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの全身の整形外科的疾患による痛み
 2)頭痛、顔面痛、三叉神経痛などの頭頸部痛
 3)神経障害性疼痛(帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性抹消神経障害、手術後創部痛、脊椎手術後疼痛症候群など)
 4)CRPS(複合性局所疼痛症候群)
 5)慢性動脈硬化症、レイノー症状など虚血性疾患、特に重症虚血肢
 6)癌性疼痛
 7)その他などがあります。
 痛みを生じる疾患は総て対象です。

診断

 一般の外来と同様に痛みを生じている原因を診断します。問診や理学的検査及び心理テストも行います。必要に応じて血液学的検査やレントゲン検査、CT,MRI(MRIは当院にはないため、他院へ紹介となります。)などの検査を行います。

治療法

painclinic_02 薬物(内服)治療、神経ブロック、点滴、注射等を駆使して痛みを緩和します。理学療法(牽引、温熱療法、機能回復訓練)、リハビリテーションなども適宜行います。

  1. 薬物治療
     薬物治療は痛み治療の基本です。痛み止めのNSAIDsは炎症を鎮める作用があり急性痛によく使われます。炎症が主体ではない慢性痛では抗うつ薬、抗けいれん薬が強い鎮痛作用を示し薬物治療の主役です。癌性疼痛に使用される麻薬(オピオイド)は強力な鎮痛作用があり非癌性の慢性疼痛にも使用します。近年、新しい弱いオピオイドが使用可能になり、選択肢が広がっています。特に帯状疱疹後神経痛、脊髄手術後疼痛症候群などの神経障害性疼痛には抗うつ薬、抗てんかん薬、麻薬が効果を期待できます。
  2. 神経ブロック治療
     神経ブロックとは神経に薬物や熱を作用させ一時的にまたは永久的に痛み信号を遮断(ブロック)する方法です。通常は末梢神経(脳脊髄神経や交感神経節)に直接または近くに局所麻酔薬を浸潤させ神経の活動を一時停止させ痛みを鎮める方法です。麻酔薬の作用時間が切れると神経は元に戻ります。長期的(永続的)な効果を得るためには、神経を高熱(50〜90度))で凝固する方法:高周波熱凝固と、神経破壊薬(99%アルコール)を注入する方法があります。
     神経ブロックの意義
     1)知覚神経ブロックによる除痛効果
     2)交感神経ブロックによる血流改善効果
     3)運動神経ブロックによる筋弛緩効果
     などがあり痛みの悪循環を断つ効果が期待できます。限局した部位、範囲に選択的に効果を発揮できる事も特色の一つです。

     主に外来で行う神経ブロック
     トリガーポイント注射、硬膜外ブロック(頸部、胸部、腰部、仙骨)肋間神経ブロック、三叉神経末梢枝ブロック、坐骨神経ブロック、傍脊髄神経ブロック、膝関節・肩関節に対する関節内ブロック、星状神経節ブロックなどがあります。

     エコーガイドによる神経ブロック
     近年、超音波装置(エコー)の進歩がめざましく、小型で、解像度の良いものがベットサイドで使用可能になりました。エコーでは、神経、血管、筋肉、ブロック針、それに注入した局所麻酔薬まで描出されますので、安全・確実なブロックが可能です。当科でも下記のブロックはエコーガイドで行っています。 
     腕神経叢ブロック、頚部神経根ブロック、三叉神経末梢枝(眼窩上、眼窩下、オトガイ)ブロック、坐骨神経ブロック、大腿神経ブロック、など

     

     透視室・CTガイド下・手術室で行う神経ブロック
     大腰筋筋溝ブロック、頸部・胸部・腰部椎間関節ブロック、神経根ブロック、仙腸関節ブロック

     入院(日帰り入院を含む)を必要とする神経ブロック
     胸部・腰部交感神経節ブロック、高周波熱凝固法、内臓神経ブロック(腹腔神経叢ブロック、上・下腹神経叢ブロックなど)、硬膜外脊髄刺激電極の挿入などがあります。

  3. 理学療法(リハビリテーション)
     腰痛や頸部痛などの痛みに対し、当院では整形外科やリハビリテーション科と連帯し積極的に理学療法やリハビリテーションを取り入れています。
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